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 年間2,500〜3,000人の子ども達が小児がんと診断されています。しかし、医療の進歩により大部分の病気が治るようになり、たくさん子ども達が学校や社会へ復帰しています。
 厳しく辛い治療を乗り越えた小児がん経験者は、人の気持ちや痛みを理解し、前向きな強い使命感を持って社会で活躍しています。その一方で、治療後の晩期合併症や再発・その他諸処の健康状態に対する悩みが絶えないのも事実です。
 その中で、自身の経験を活かし、日本各地の小児がん経験者の会が立ち上がり、同じような境遇の仲間たちが集い、様々な活動を行なっています。しかし、日本中に数万人いると推測される小児がん経験者の中で、小児がん経験者の会の活動に参加しているのは200名程度です。このような背景には、経験者の会の存在が社会などに知られていないことも一因だと考えられます。
 そこで、私たちは同じ小児がん経験者が集う場所作りと、小児がん経験者の現状を適切に社会へ知ってもらうことを目的とし、小児がん経験者の集いを開催いたします。
 開催にあたり、集いを運営する小児がん経験者ネットワーク「シェイクハンズ!」を立ち上げました。この集いを通して、小児がん経験者が地域などの垣根を越えて繋がる場所を作っていきたいと思います。
 何卒私たちの活動をご理解いただきご支援賜りますようお願い申し上げます。


小児がん経験者ネットワーク シェイクハンズ!
代表 井本 圭祐
シェイクハンズ